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みんなの人生ピカっとのぞき見! Vol. 25

恋愛×出会いと別れのモヤモヤ! 別れを乗り越え新しい幸せを掴んだ今。自分にとっての“結婚”って?

1年3ヵ月の交際を実らせ、この秋に結婚するYさん。現在は幸せな毎日を送る彼女も、過去には苦しい恋を経験したそう。失恋をどう受け止め、どんな過程を経て新しい相手と出会い、結婚を意識する関係に進んだのか。2つの恋から見えてきた、Yさんにとっての“結婚観”について、お話を聞きました。

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PROFILE

Y.Eさん

20代後半

IT企業で製品企画を担当する会社員。現在は都内で、この秋に結婚を控えた婚約者と2人暮らし。婚約者の家族との関係も良好で、休日には一緒にイベントに出かけることも多いそう。音楽が好きで、大学時代はさまざまなジャンルの音楽サークルに複数所属。今も定期的に演奏活動をしている。

年上彼氏との楽しい恋愛から急転直下!
突然の遠距離恋愛で深まっていった違和感

大学時代に出会って、2年ほどお付き合いされていた方がいたと伺いました。どんなきっかけで交際が始まったのでしょうか?

出会いは、インカレの音楽サークルでした。インカレといっても現役の大学生だけでなく卒業生も参加していて、彼は当時すでに社会人。最初は名前だけ知っているような間柄でしたが、共通の知り合いが開いてくれた飲み会で距離が縮まりました。その後、私が社会人になるタイミングで引っ越した先が、たまたま彼と同じ最寄り駅で。「近いし、ご飯でも行こうよ」と誘ってもらって、何度か食事するうちにさらに仲が深まりました。穏やかな性格や、年上ならではの落ち着いた雰囲気に惹かれましたね。2人でご飯に行くようになって1ヵ月ほどで、向こうから告白されてお付き合いが始まりました。

トントン拍子でお付き合いが始まったんですね。ところが、付き合ってまもなく大きな試練が訪れたそうですが……。

大好きだなと素直に思える人でしたし、大きな喧嘩もほとんどありませんでしたが、交際が始まってすぐに、遠距離という現実が訪れたんです。地方にある彼の実家が会社を経営していて、「いずれは家業を継ぐから、地元に戻る」と、付き合い始めた頃から言っていました。当初は、戻るとしても2、3年後という温度感だったんです。ところが、付き合って半年もたたないうちに、彼が実家へ戻ることになってしまって。この時点では別れるという選択肢はなかったので、そのまま東京と彼の地元との遠距離恋愛がスタートしました。

好きな気持ちがある中で、どのように遠距離での交際を続けていたのでしょうか。

月に1度、1週間ほど、私が彼の地元に滞在するような生活を続けていましたね。リモートワークができる会社だったので、彼の家で仕事をしながら過ごしていたんです。一方で、彼は完全出社の職場だったので、東京にはほとんど来られない。それどころか、彼はいずれ家業を継ぐ前提で地元にいる。彼のことは好きだけど、この先どうなるんだろう……。ふくらんでいく不安を、見ないふりをして過ごしていました。

遠距離でのお付き合いが続く中で、違和感にも気付いてきたんですね。

付き合って2年になる頃、彼が30代に入ったタイミングで、彼から「結婚を考える上で、まずは同居したい」と言われたんです。ただその同居は、彼の地元で私が暮らすことを意味していました。私は当時まだ20代前半。結婚のことは具体的に考えたこともなかったし、社会人としても2年目。もし同居して「やっぱり無理だった」と言われてしまうリスクを考えると、東京で築いてきた生活を手放してまで行く覚悟ができませんでした。もし彼が、「結婚しよう」とはっきりと言ってくれたら、私の選択も違っていたかもしれません。でも結局、彼はまだ若い私にキャリアを諦めさせたくないという思いがあったし、私も今の生活を捨てて、彼の地元に行く決断はできなかった。お互いに譲れないものがあったんです。最終的にこのまま関係を続けるのは難しいと思って、お別れすることになりました。

失恋のショックを乗り越えたどり着いた 
誠実で穏やかな彼との出会い

お別れした直後は、どんなお気持ちでしたか?

本当にショックでした。“あと2、3年でも彼が東京にいて、一緒に過ごす時間があれば、結婚の話ももっと現実的にできたんじゃないか”って。そんな“もしも”を考えてしまうほど、気持ちのすれ違いというよりは、タイミングの問題だったと思います。だからこそ余計につらかったですね。

別れた直後は、ふとした瞬間に彼のことを思い出しては“復縁したいな”と思ったり、朝目覚めたときに“別れたなんて夢だよね?”と、現実を受け入れられなかったりしていました。仕事中も、パソコンで資料を作っている最中に急に涙がこぼれてしまって。こらえきれずにトイレに駆け込んで泣く……。そんなことが何度かありました。

つらい時期を、どのようにして乗り越えていったのでしょうか?

ひたすら忙しくしていましたね。友達と飲みに行ったり、遊びに出かけたりしていました。家の近くにあるバーにもよく通って、そこで年代も性別も違う、いろんな人のライフストーリーを聞いたりして。友達にもたくさん話を聞いてもらいましたね。そうしていくうちに、気付いたら彼への思いが少しずつ薄れていきました。

あと、電話で別れ話をしたその日に、カメラフォルダにある彼の写真を全部削除したんです。友達に電話しながら「全部消すわーー!!」って(笑)。2000枚くらいありましたね。彼とのメッセージ履歴も同時に消しました(笑)。無理やり、過去を振り返れない状態に持っていったんですが、前に進むためにはこれくらいの荒療治が必要でした。翌日だったら冷静になって、きっと思い出を削除する勇気は出なかったと思うので。最初の1ヵ月くらいは落ち込みましたが、もともと気持ちの切替えが早いタイプなので、3ヵ月ほどですっきり吹っ切れました。

そんな思い出を経て、今はすてきなパートナーがいらっしゃるということですが、お付き合いすることになった経緯について教えてください。

彼とは前職で出会いました。2歳下の後輩で、私の部署に配属されてきたんです。当時から飾り気がなくて、誰からも愛されるタイプ。でも私にとっては、完全に会社の後輩という認識で、恋愛感情はありませんでした。

お互いの家が同じ路線にあったこともあり、帰りの電車が同じになることが増えて、そのうち食事に行くように。実はそのときすでに彼の方は好意を持ってくれていたらしいのですが、私は全然気付きませんでした(笑)。“このままでは、ご飯に行くだけの先輩と後輩で終わってしまう”と思ったようで、彼から告白されてお付き合いすることになりました。
ただ、会社で顔を合わせるのが気まずくて、付き合って2日後に私の方から別れを告げてしまって……(笑)。でも、そのとき彼が「どちらかが転職したら、もう一度声をかけてもいいですか?」と言ってくれたんですよね。
その誠実さに触れて、“こんなに大切にしてくれる人はなかなかいないかもしれない”と思うようになり、もう一度ちゃんと向き合ってお付き合いを始めました。

交際から1年ほどで迎えたプロポーズ 
結婚において重要な“タイミング”と“覚悟”とは?

紆余曲折を経て、お付き合いを再スタートさせたんですね。そこから、結婚したいと思うようになったきっかけは何だったのでしょうか?

付き合って1ヵ月ほどたった頃、彼の実家に遊びに行く機会がありました。そこで、彼が家族や地域の方たちから本当に愛されていることがよくわかったんです。初めて会ったときから、私のことも受け入れて、家族の一員のように接してくれて。すぐに仲良くなれたし、“この人たちと将来家族になれたら、すごく楽しいだろうな”と自然に思えました。

その後、私が転職に伴って社員寮を出ることになったのをきっかけに、彼と同居することに。彼からはもともと「一緒に住んで1年ぐらいたったら結婚したい」と言われていたんですが、その言葉どおり、1年ほど同居した頃にプロポーズされました。

結婚への決め手となったことは?

私自身、特に明確なライフプランを持っていたわけでも、そこまで結婚願望が強いわけでもありませんでした。でも、彼とは価値観が似ていて、その安心感が結婚への後押しになりました。例えば子どものこと。子どもがいたらきっと楽しいだろうなと思う一方で、望んでも授かれない可能性もありますよね。その話をしたとき、彼は「もしそうだったとしても、一緒にいたい」と言ってくれたんです。その言葉を聞いた瞬間に、“この人となら、この先何があっても大丈夫”と感じました。

そんなお相手と一緒に歩むこれからの人生について、お二人の間ではどんな話をされていますか?

彼はまだ社会人3年目で、今は東京で経験を積みたいと言っていますが、「いつかは地元に戻って、いずれ家業を継ぐのもありかもね」って話をしています。そうなったら私も仕事を辞めて、一緒に仕事を手伝うのも悪くないかなと思っています。

というのも、私自身がすっかり彼の故郷が大好きになってしまって(笑)。3ヵ月に1回くらいのペースで遊びに行っているんですが、山と海に囲まれた環境が、心をすごく癒してくれるんです。私もしばらく先なら、東京を離れることにも悔いはないと思いますね。

今回はあらゆることが、スムーズに進んだわけですね。結婚観は変わりましたか?

そうですね。結婚って本当に、“タイミング”なんじゃないかと思っていて。実は、現在のパートナーの前にお付き合いしていた彼が、私と別れて1年もたたないうちに結婚したらしいんです。アプリで出会った方と数ヵ月で入籍したと聞いて、さすがに驚きました。私は2年間あんなに頑張っても別れてしまったのに……。タイミングが変われば、簡単に結婚って決まるんだと実感しました。もちろん、元彼と別れたことに後悔はないんですが、気持ちだけではどうにもならないことがあるなって。

そんなことが!だからこそ、“タイミングをどう受け止めるか”が大事になってくるんですね。

パートナーも私もまだ20代で、ライフプランが固まっているわけではありません。経済的な面で慎重になる人もいると思うんですが、“お金がたまったら結婚しよう”と思っていると、結婚のタイミングを逃してしまったり、別れてしまうこともあると思うんです。だからこそ、一歩踏み出す“覚悟”も必要なんだろうな、と感じています。

人生って、全部を思いどおりに選び取ることはできないし、自分の力ではどうにもならないことも多いですよね。“何歳までに結婚したい”“子どもが欲しい”“こんな仕事がしたい”と思って努力を続けていたとしても、その通りにいかないこともある。そのときに、自分にとって譲れないものを決めて、他のものを手放す。努力も必要だけど、その“覚悟”が大事なんだと思います。どの道を選んだとしても2人で幸せになれるように、これから笑顔の絶えない家庭を築いていきたいです。

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