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学生執筆記事 Vol.01

出会いの「新」王道!?マッチングアプリを考える

この記事は大学生を中心とした若い世代とこども家庭庁によって組織されたプロジェクト「ライフデザインYouth Lab.」が作成したものです。若い世代が主体的に、自らのライフデザインについて考える機会の創出を目指しています。
※「ライフデザインYouth Lab.」について詳しく知りたい方は文末をご覧ください。

Writing
members

尾平春菜
小川颯桔
小林大祐
中尾公洋
中島優水

Index

マッチングアプリに対するZ世代のリアルな本音

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「出会いがないならアプリ入れなよ」──。そんな会話が日常茶飯事になる一方で、スマホの画面だけで行われる出会いに対して、筆者の周囲では様々な意見が聞かれます。実際に付き合った、結婚したという成功体験を耳にする機会が増えた反面、体目当てのユーザーや詐欺といった負の側面への警戒心も消えていません。私たちZ世代は、このツールをどう捉えているのでしょうか。いくつかの生の声を聞いてみました。

No. 01

筆者の友人(10代男性)

「プロフィールの年収や身長なんていくらでも盛れるし、写真も本人なのか?という不信感がある。ネットで出会った人を信用するのに怖さがあり、抵抗があります。」 

No. 02

筆者の友人(20代女性)

「実際に使っています。職場や学校では絶対に出会えないタイプの人と話せるのが面白い。何回かデートもしたし、出会いの選択肢が広がる点にメリットを感じている。」 

No. 03

X上の意見

「『恋人が欲しい』という目的のために、無理やり相手を好きになろうとしている自分に違和感を感じる。これは本当に『恋愛』と言っていいのかわかんない。」

このようにマッチングアプリに対する受け止め方は一様でなく、便利さを享受する層がいることも確かですが、その「不透明さ」や「不自然さ」に引っかかりを覚える人がいることも、話し合いの中で共有されました。

 マッチングアプリの実態

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社会全体の動きを見てみると、出会いのかたちは変化しつつあるように見えます。こども家庭庁が令和6年度に発表した「若者のライフデザインや出会いに関する意識調査(15~39歳対象)」という興味深いデータがあります。既婚者が配偶者と出会った場所・機会で最も高いのは「マッチングアプリ(25.1%)」でした。かつての王道であった「職場や仕事関係・アルバイト先(20.5%)」を上回っており、データ上では、アプリが出会いの一つの場として位置付けられていることが読み取れます。また、既婚者の約6割が利用経験ありと回答しており、アプリを介した出会いが一定程度広がっている状況がうかがえます。

もう一つ興味深い事例があります。近年、福利厚生として「社員専用マッチングアプリ」を導入する企業が増えつつあります。ハラスメントへの意識が高まり、社内での出会いに慎重になる傾向がある中で、企業側が一定のルールのもとで交流の場を設けるケースも出てきています。このサービスは1500社以上に導入されており、審査を通過した企業の社員同士がマッチングする仕組みで、「身元が分からない」という不安を取り除くことができるのです。

これらの事例から、マッチングアプリは一部では、かつて抱かれていた「よく分からないもの」という印象から、社会の中で一定の役割を担う存在へと変化しつつあるようにも見えます。

なぜマッチングアプリに対するマイナスな意見が生まれているのか

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データ上では利用が広がっている一方で、なぜ私たちの心の中には負のイメージがこびりついているのでしょうか。学生同士の話し合いや意見交換の中で挙がった内容を整理してみました。

No. 01

未知が生む不信感

話し合いの中で私たちは、マッチングアプリを実際に使用した経験がある人とない人で、そのイメージに大きな差があることに気が付きました。利用経験がない場合、SNSで拡散されるトラブル事例など極端な情報が印象に残りやすく、全体像が見えにくいことが不安感につながっている可能性があります。

No. 02

「偶然の出会い」への価値観

ドラマや映画で描かれる「偶然から始まる恋愛」に親しんできた影響から、この偶然性への信仰が、アプリに対する心理的なハードルを挙げていると考えられます。

No. 03

親世代との価値の違い

私たちZ世代にとって無視できないのが「親の目」です。マッチングアプリ黎明期のイメージを持つ世代との間で、説明のしにくさやためらいを感じることが、心理的なひっかかりにつながっているのかもしれません。

マッチングアプリもひとつの出会い方として考える

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今回の意見整理を通じて、マッチングアプリに対するマイナスイメージは、利用経験の有無や周囲の情報環境によって左右されやすい可能性があると感じました。また、使い方や距離感を自分なりに考えながら向き合うことが重要だという意見もありました。サービスの中には、社員専用や学校のメールアドレスでの認証など、安全性を重視した仕組みを持つものもあります。こうした違いを知った上で自分に合うかどうかを考えることが、一つの整理の視点になりそうです。

マッチングアプリは、一部の人にとっては日常的な選択肢になりつつある反面、違和感を覚える人がいることも事実です。出会いのきっかけがどこにあるかよりも、それぞれが納得できる形をどう考えるかが大切なのかもしれません。

マッチングアプリを使うかどうかに正解はありませんが、他者の選択として受け止められる場面が増えてきているようにも感じられます。マッチングアプリでの出会いは、数ある出会い方の一つとして捉えることもできそうです。

「ライフデザインYouth Lab.」とは?

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「ライフデザインYouth Lab.」とは、若い世代自らライフデザインに触れ、様々な情報や事例を知ることで得た気づきを共有・発信するための若い世代によるプロジェクトチームです。この記事を読んで「私にとってのライフデザインって?」と感じたなら、彼らの活動についてもう少しだけ触れてみてください。自分らしい未来を描くきっかけに出会えるかもしれません。

【本記事に関するご注意】
本記事は、大学生が恋愛や結婚など「ライフデザイン」について率直に話し合い、その中で出てきた意見や感情をもとに構成を考え、大学生自身によって執筆されています。そのため、内容には強い言葉や極端に感じられる表現、読み手によっては違和感や不快感を覚える可能性のある記述も含まれています。しかし、それらを過度に編集・修正することはあえて行っていません。話し合いを通して生まれた大学生自身のリアルな言葉を共有することに、この取り組みの意義があると考えています。学生の生の声をできるだけそのまま届けることで、読者の皆さんが自分自身の考えと向き合うきっかけになれば幸いです。

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