このページの本文に移動
MENU
学生執筆記事 Vol.06

SNSは恋愛を幸せにしたのか?現役大学生と考える恋愛のあり方

この記事は大学生を中心とした若い世代とこども家庭庁によって組織されたプロジェクト「ライフデザインYouth Lab.」が作成したものです。若い世代が主体的に、自らのライフデザインについて考える機会の創出を目指しています。
※「ライフデザインYouth Lab.」について詳しく知りたい方は文末をご覧ください。

Writing
members

加来那丹
木塚小粋
野田結菜
針生真綾
藤岡律来
向井遥香

Index

好きピとの連絡頻度ってぶっちゃけどれくらい?

student written 1

好きな人との連絡頻度って、正直どれくらいが普通なんだろう。毎日やりとりするのが当たり前なのか、それとも用事があるときだけでいいのか。恋人や気になる人との連絡に、なんとなく「正解」がある気がしてしまい、考えてしまう。こうした感覚を抱く人は、筆者の周囲でも見られる。

気づけば、筆者自身や周囲の人の間では、既読がついたのに返信が来ないだけで、少し落ち着かなくなることがある。返信が早いと安心して、遅いと不安になる。そんなふうに、連絡ひとつで気持ちが揺れてしまう瞬間は、身近な話題として共有されることが多い。

一方で、同じ状況でもあまり気にしない人がいるのも事実だ。連絡頻度に対する感じ方には、ちゃんと人それぞれ幅がある。それでも、LINEやInstagramのDMが生活に溶け込んだ今、一部の若者の間では連絡の量や速さを通して、相手の気持ちを確かめようとしてしまうことがある。気にしすぎだと分かっていても、ついスマホを見てしまう。そんな自分に違和感を覚えつつも、簡単にはやめられないという声も、話し合いの中で聞かれた。

連絡が多いことは、本当に愛情の大きさと結びつくのだろうか。そもそも、好きな人と連絡を取り続ける理由についても、議論の中で改めて考える必要があるのかもしれない。

そもそも「つながる」ってなんだろう?

student written 2

今は24時間「つながれる」時代だとよく言われる。「いつでもつながっていたい」「つながっていないと不安」といった声を耳にすることもあるが、「つながる」とは一体何だろうか。チーム内での話し合いでは「つながる」ということが、LINE、Instagram、BeReal.などのSNSで連絡を常に取り続ける状態を指しているのではないか、という意見が出た。このようなSNSが発達したことで、相手の近況に触れる機会が増えたと感じる人もいる。「好きな人のことを知っておきたい」という気持ちから、連絡を取る人もいるのではないだろうか、という声もあった。

議論の中で共有されたのが、連絡頻度=愛情の大きさと捉えてしまう考え方である。たとえば、「自分は頻繁に連絡を取りたいと感じているのに、相手はそうではない。その違いから、不安を感じてしまうことがある」という意見が出た。こうした考え方は、自分の価値観を基準に相手を捉えてしまう可能性がある、という指摘もあった。

相手には相手の考え方や生活リズムがあり、自分の常識や価値観と必ずしも一致するとは限らない。好きだからこそ常につながっていたいと感じる人がいる一方で、気持ちがあっても連絡頻度で愛情は測れないと考える人もいる。こうした違いを意識せずにいると、相手の思いを受け取りにくくなる可能性もある、という意見が出た。

逆に「いつでもつながれる」時代だからこそ、不安や悩みが生まれていると感じる人がいるのも事実だ。もし、この手の中にあるデバイスがなかったら、私たちはどのように相手の気持ちを感じ取っていたのだろう、という問いも共有された。

つながりすぎる時代のジレンマ

student written 3

24時間いつでもどこでもつながれる今の環境について、便利さの反面、戸惑いを感じる、という声がチーム内で挙がった。その一つとして話題になったのが、「余韻」や「余白」である。少し時間をさかのぼり、スマートフォンがなかった頃の話にも触れた。当時は電話や手紙など、限られた手段でやり取りをしていた。今ほど即時性はなかったが、それによって愛情が薄かったわけではないのではないか、という意見が出た。むしろ、待つ時間や想像する時間が、気持ちを深めていた可能性もあるのではないか、と話し合われた。

現在は、気になった瞬間に相手の様子を知ることができる。今何をしているのか、どんな気分なのか、すぐに確かめられる。その便利さゆえに、想像する時間が減ったと感じる人もいる。

スマートフォンがなかった時代には、返事を待つ時間や、会えない時間が自然と生まれていた。その間に相手を思い浮かべ、気持ちが高まることもあったのではないか、という話も出た。その積み重ねが「余韻」として感じられていたのかもしれない、という整理がなされた。

一方で現代では、思い立った瞬間にSNSを開き、メッセージを送ることができる。相手の情報を多く知ることができる分、知る必要がなかったことまで目に入る場合もある。こうした状況について、「余白が少なくなっていると感じる」という意見が共有された。便利さと引き換えに、何か別の感覚が薄れているように感じる人がいる、という整理に落ち着いた。

SNSと恋愛のこれから

student written 4

話し合いの中では、恋愛においてSNSがすべてではない、という点も共有された。相手のことを考えたり、実際に会って時間を過ごしたりすることの大切さを改めて感じた、という声があった。現代の便利なツールを活用しながらも、あえて距離や時間を残すことで生まれる感情もあるのではないか。そうした「余韻」を意識することが、一つの考え方として挙げられた。

「ライフデザインYouth Lab.」とは?

student written 5

「ライフデザインYouth Lab.」とは、若い世代自らライフデザインに触れ、様々な情報や事例を知ることで得た気づきを共有・発信するための若い世代によるプロジェクトチームです。この記事を読んで「私にとってのライフデザインって?」と感じたなら、彼らの活動についてもう少しだけ触れてみてください。自分らしい未来を描くきっかけに出会えるかもしれません。

【本記事に関するご注意】
本記事は、大学生が恋愛や結婚など「ライフデザイン」について率直に話し合い、その中で出てきた意見や感情をもとに構成を考え、大学生自身によって執筆されています。そのため、内容には強い言葉や極端に感じられる表現、読み手によっては違和感や不快感を覚える可能性のある記述も含まれています。しかし、それらを過度に編集・修正することはあえて行っていません。話し合いを通して生まれた大学生自身のリアルな言葉を共有することに、この取り組みの意義があると考えています。学生の生の声をできるだけそのまま届けることで、読者の皆さんが自分自身の考えと向き合うきっかけになれば幸いです。

Share

この記事をシェアしよう!

  • X
  • facebook
  • LINE
Next その他の記事へ