大学生のあなたへ。そのバイト代、本当に幸せに使えてる?
この記事は大学生を中心とした若い世代とこども家庭庁によって組織されたプロジェクト「ライフデザインYouth Lab.」が作成したものです。若い世代が主体的に、自らのライフデザインについて考える機会の創出を目指しています。
※「ライフデザインYouth Lab.」について詳しく知りたい方は文末をご覧ください。
Index
「いつか使う」はだいたい来ない
大学生のあなたへ。お金はできるだけ使わない方がいい、と思っていませんか?大学生になると、自分で管理するお金が一気に増えます。バイトをしている人はより多く、自由に使えるお金を手に入れるでしょう。
一方、社会人になる先輩や親を見ていると、「貯金した方がいいのかな?」と思わされる場面も増えてきます。就職して一人暮らしをするために、将来安定した生活をするために、病気になったときのために、老後のために...。
もちろん貯金は大切です。急な出費が重なることもあるし、お金があることは心理的な余裕にも繋がります。しかし、未来を心配するあまり「今」を後回しにしてはいないでしょうか。
社会人になってお金が十分に貯まり、さあ使おうと思った時には体力や時間がなくて実現できない。あるいは、その頃にはもう熱が冷めていた。そんな話を度々耳にします。
大学生の4年間というのは想像よりずっとあっという間で、とても貴重な時間です。体力も時間もあって、ある程度自由に使えるお金もある。そのお金を「今」に使うことが、人生の豊かさや幸せに結びつくかもしれません。かといって、欲しい物を全て買ったり、むやみにお金を使うことが良いわけではありません。
それでは、何にお金を使うべきなのでしょうか。「幸せなお金の使い方」とは、一体なんでしょうか。
「モノ」と「経験」どちらにお金を使うのが有意義?
お金の使い方には、大きく分けて二種類あります。一つは「モノ」。もう一つは「経験」です。どちらにもメリット・デメリットがあります。たとえば、「モノ」の場合は手元に物が残るけれど、「経験」の場合は基本的に物理的な物は手元に残りません。一方で、「モノ」を買った時の幸せは一時的ですが、「経験」にお金を使ったとき、幸せの持続時間は長いような気がします。
私たち学生メンバーが話し合いを行った結果、「経験」にお金を使った方が有意義なのではないか?という結論になりました。最も大きな理由は、「経験は一生の資産になる」からです。「経験」と一口に言ってもいろいろな種類のものがありますが、今の自分が経験したものが、後の自分の価値観や思考を形成したり、生きる上での糧になったりするかもしれません。
経験から得た学びやその時感じたことは、それがどんなものであれ、一生モノなのではないかと思います。また、経験した時にはそのすべてを理解しきれなかったけれど、何年後かにその経験の意味が急にふっと分かるようになる、というような体験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。このように経験は、一回経験して終わりではなく、長きに渡って自分に影響を与え続けてくれることも多いはずです。
「モノ」と「経験」どちらにも同じだけお金を使えるチャンスがあるのなら、積極的に「経験」にお金を使うべきだと私たちは考えます。
「経験」の賞味期限を見逃すな
第二章で「お金は経験に使おう」というお話をしました。「経験は一生の資産になる」——これは紛れもない事実ですが、ここで一つの疑問が浮かびます。「じゃあ、具体的に何にお金を使えばいいの?」
旅行で異文化に触れる、フルマラソンで限界に挑む、趣味を極める…。「経験」の選択肢は無限にあります。その中でも私たちが大切にしてほしいのは、「今、この瞬間にしかできない経験」です。
あらゆる経験には「賞味期限」があります。例えば、社会人になれば若さゆえの失敗や子育てがその時期だけの経験になるように、大学生の私たちにも「今しか掴めないチャンス」が眠っています。
その最大の武器は、圧倒的な「自由時間」です。校則に縛られる中高生でもなく、一日の大半を仕事に捧げる社会人でもない。大学生は、自分の意思で時間を贅沢に使える、言わば「人生唯一のボーナスタイム」にいます。この貴重な時間を何に換えることができるか。それが将来のあなたを形作ります。
「大学」という一生に一度のサブスクを契約している今、まずは大学の学びを通じてその価値を使い倒してみてはどうでしょうか。「せっかく高い学費を払っているんだから」という打算的な考えでもOKです。専門的に学べる環境は、卒業した瞬間に手に入らなくなります。その贅沢な環境を「幸せ」や「知識」に変えることは、最も身近な自己投資です。
さらに長い休みを利用して、海外へ飛び出すのはどうでしょうか。留学や旅を通じて「価値観がぶっ壊れる経験」は、若ければ若いほどその後の人生に大きな影響を与えます。確かにお金はかかりますが、それは単なる出費ではなく、一生モノの視点(資産)を手に入れるための「投資」なのです。
「今しかできないこと」に対して、どれだけ惜しみなく自分を投じられるか。その熱量こそが、将来のあなたを形作る最強の糧となります。「後で」はあっても「今」は二度と来ません。自分の可能性を広げる経験には、ぜひ貪欲になってください。
経験には「賞味期限」があります。大学生の最大の武器である「自由な時間」を使い、今しかできない学問や旅に自己投資することが、将来の自分への最高のギフトとなるでしょう。
幸せなお金の使い方とは?
最後まで読んでくださりありがとうございました!私たちの考えとしては、「お金を使えるうちに貴重な体験に使うこと」が幸せなお金の使い方という結論です。でも、読んで「確かに!」と思った人も、「いや私は違う、本当に?」と思った人もいると思います。この記事は、お金を使うことについて考えるきっかけになることが目標です。
ですので、価値観が変わった人も変わらなかった人も、私たちの考えを通じて自分の価値観について考えて、考えて、考えて……お金を使ってみてはいかがでしょう?
それがあなたにとって幸せなお金の使い方だと私たちは思います!!
「ライフデザインYouth Lab.」とは?
「ライフデザインYouth Lab.」とは、若い世代自らライフデザインに触れ、様々な情報や事例を知ることで得た気づきを共有・発信するための若い世代によるプロジェクトチームです。この記事を読んで「私にとってのライフデザインって?」と感じたなら、彼らの活動についてもう少しだけ触れてみてください。自分らしい未来を描くきっかけに出会えるかもしれません。
【本記事に関するご注意】
本記事は、大学生が恋愛や結婚など「ライフデザイン」について率直に話し合い、その中で出てきた意見や感情をもとに構成を考え、大学生自身によって執筆されています。そのため、内容には強い言葉や極端に感じられる表現、読み手によっては違和感や不快感を覚える可能性のある記述も含まれています。しかし、それらを過度に編集・修正することはあえて行っていません。話し合いを通して生まれた大学生自身のリアルな言葉を共有することに、この取り組みの意義があると考えています。学生の生の声をできるだけそのまま届けることで、読者の皆さんが自分自身の考えと向き合うきっかけになれば幸いです。
-
学生執筆記事 Vol.16 親とのすれ違い?~いいえ、捉え方の違いです~
- #子育て
READ MORE -
学生執筆記事 Vol.15 文系理系どうやって決めた?数学が「得意」だから?数学が「好き」だから?
- #働き方
READ MORE -
学生執筆記事 Vol.14 こどもが好きじゃない私って、親になれないのかな
- #子育て
READ MORE -
学生執筆記事 Vol.12 ドンデコルテの漫才から見る、若者の自己肯定感の上げ方~相対評価を、スワイプスワイプ~
- #ウェルビーイング
READ MORE -
学生執筆記事 Vol.11 “あなたのため”がしんどかった。大人の話を聞くまでは
- #子育て
READ MORE -
学生執筆記事 Vol.10 二兎を追う者、二兎を「そこそこ」得る
- #子育て
READ MORE -
学生執筆記事 Vol.09 もしかして私たち、一軒家至上主義国家の住民!? 無意識に作られる憧れとは
- #住む場所
READ MORE -
学生執筆記事 Vol.08 コミュニティ恋愛の実態と分析
- #結婚
- #恋愛
READ MORE -
学生執筆記事 Vol.07 みんなが考える恋愛ってなに?結婚と同じもの、それとも違うもの?
- #結婚
- #恋愛
READ MORE -
学生執筆記事 Vol.06 SNSは恋愛を幸せにしたのか?現役大学生と考える恋愛のあり方
- #結婚
- #恋愛
READ MORE -
学生執筆記事 Vol.05 告白されて困っている人必見!あなたの悩みを解決する6つのポイント《診断付き》
- #結婚
- #恋愛
READ MORE -
学生執筆記事 Vol.04 悲報……彼氏が完全に地蔵化しました。いくら祈っても動かない彼を蘇らせる唯一のお供え物とは?
- #結婚
- #恋愛
READ MORE -
学生執筆記事 Vol.03 結婚しない自由が前提にある時代の結婚って、“幸せの必須条件”なの?
- #結婚
- #恋愛
READ MORE -
学生執筆記事 Vol.02 「結婚」はフィクションのように思えてならない
- #結婚
- #恋愛
READ MORE -
学生執筆記事 Vol.01 出会いの「新」王道!?マッチングアプリを考える
- #結婚
- #恋愛
READ MORE